大変!パパが認知症になっちゃった!

認知症とはなんぞや?パパと一緒に日々新しい発見。

2020-01-01から1年間の記事一覧

パパは、いつも私のパパ

今日は曾祖父の命日。 パパが無事に過ごせていることに感謝する。 去年の8月のある日の晩、ママと三人でディナーに出かけた。 いつも行くカウンター席のレストラン。 外の景色が見えるし、食の好みが違う2人も好きなものが結構あるので 良くいく。いろいろと…

父の母。私の祖母。

祖母が転倒骨折し、緊急手術をしてから半年以上。 無我夢中で彼女の回復を祈り、毎日病院へ通っていた日々が、 嘘のように遠い日に感じられる。 手術の次の日に心停止して、一度も意識は回復しなかった。 人工呼吸器を付けて、今もベッドの上にいる。 コロナ…

それから一か月

ママの状態が悪く、 パパが別宅(と呼んでいる)で暮らし始めて1か月が経ちました。 その間に一度3人で、公園を散歩する機会がありました。 なんとパパ、前より改善しているのよね。 これは本当にびっくりしたのだけど。 私の見立ては、たぶん家にいたときは…

決断の時 ②

まだ7月の梅雨が明けない曇り空。 「ママが倒れたら、パパは共倒れになるのよ」 ママの限界は数か月前に超えていた。 でも自分では、パパを背負う!という使命感を持っているから 全然自覚できないみたい。 「もうすこし人のヘルプを入れましょうよ」 ママは…

決断 ①

もうママの限界が来ている。 パパは、24時間ママから離れなくなってしまった。 パパは、不安なのだと思う。 ママがどこかに行ってしまうのではないか。 ママがトイレに行って、ほんのちょっと目の前から見えなくなっただけでも、 「かあさんはどこだ?」 と…

進んでくると、研ぎ澄まされる感性と本能。

非常事態宣言が解除されたけれども、 私たちの生活はかわってしまった。 普段の活動がすべてできなくなり、家にいる機会が増え、 パパの状態は進んでしまった。 この2か月を過ごして痛感したことは、 とにかく、日々当たり前に行っていたトレーニングやリハ…

いろいろありました。コロナに負けるな。

2月8日が最後の投稿になっていました。 もう2か月以上たっていたんですね。コロナの蔓延、ロックダウン、いろいろなことが起こっていますが、私にとっても大きな事件がありました。 2月9日におばあちゃまが倒れました。 骨折。 大腿骨の骨折だったので緊急手…

すべて決めるのはママ。

最近パパは、「うちに帰る」と言わなくなった。 つい3週間くらい前は、「ここがうちなのよ」とママが言っても、 絶対に違うといってかなり荒れていた。 原因は、リビングから見える景色が激変してしまったから。 以前は、森のようにたくさん木が見えていたの…

昨日は、初めて介護保険を使って、トレーナーの人が来てくれた。 若いトレーナーの人で、とても上手にパパと付き合ってくれたらしく、 パパは終わって「楽しかった!」と言っていたとのこと。 私の相談に乗ってくれている、ケアマネさんから 「新しいことを…

インフルエンザで寝込みました

お正月からの疲れがたまったのか、39℃の熱が2日半出ました。 土日を挟んでしまったので、病院に行かず、 出るだけ熱を出して、自分の力でウィルスと戦いました。 熱が引いて、背中が痛いのは残ったけれども、体はすっきり。 私の主治医美人の宇宙人先生も、…

認知症の第一人者が認知症になった(NHKスペシャル)

長谷川メソッドを提唱した認知症の第一人者長谷川先生のことを一年間追った番組。 パパがどんなことを思っているのか、何がしてもらいたいのか、心の中を知れたら。 認知症の人の心の中を理解するためのヒントがたくさんありました。 自分がどこにいるのか、…

病気が進行したのではなく、周りの対処次第だった。

今日の夜のパパはすごく荒れた。 理由は簡単。ゴルフへ行ったから。 7時半に起きて、着替えて、ゴルフ場へ行き、ロッカーで着替えて、コースへ出る準備をして、ボールと手袋を準備して、自分が行くべきコースへ行き、・・・と、普通に健康ならばなんてこと…

実は進行してない?!こちらの認識不足かも?

高熱が出て週っ末寝込んでしまった。 先週は、パパのコンディションが目まぐるしく変わって、 どんどん進んでいくような気がして、 いてもたってもいられなくて、 いろんな人の話を聞いたり、良いと思われるものはなんでも取り寄せたり、 予定を詰め込めるだ…

認知症当事者本人の言葉

パパはどんなことを考え、感じているのか、想像はするけど、 本当のところはどうなんだろう。 そんなことを考えながらウェブを見ていて認知症当事者の交流サイトを見つけた。 だいじょうぶねっと https://www.dai-jobu.net/blog/ 一番最初に目に留まった「生…

登場人物のご紹介!

せっかくなので、登場人物のご紹介。 このブログは、もともと認知症に関わる家族として、初めてのことばかりで、戸惑ったりする自分の備忘録として書こうと思ったのが始まりでした。 パパ (通称 くじら) 70代半ば。体が大きくて、若いころからスポーツマ…

ブログを始めた理由

正直なところ、私の気持ちを吐き出すところが欲しかったから。 辛そうなパパを見ているのが、辛くて。 自分の夫が認知症になってしまったショックを抱えているママのサポートもしてあげたいし。 認知症と関わるということは、きれいごとではない。 日々変わ…

地雷のありかー地雷ができる原因の考察

毎日毎日、パパの頭の中のことを想像する。 昨日は、隣のおうちに行こうとしたらしい。いつも会わない隣人について興味を持っているパパ。 ママが、「もう夜遅いから。10時半だし失礼になりますから。明日にしましょう。」 と諭したらしいのだけど、それがパ…

私流の見当識障害(人)の対処法 実践編

10時半ごろ、ママから電話が掛かってくる。 「もしもし」 パパの声。 パパ「かあさんがいないんだよ。どこ行ったのかな」 私「そこにいるはずよ」 パパ「いや、いない。どうしたんだろう。」 私「そこにだれか一緒にいるでしょ。女の人が後ろにいるでしょ…

私流の見当識障害(人)の対処方法

昨日の夜10時過ぎに非通知設定の表示から電話が掛かってきた。 パパだ。 パパ「お母さんがいないんだよ。どこ行っちゃったんだ??」 私「え?うちにいるよ。お風呂でも入っているんじゃないの?」 パパ「いや、いないんだよ」 (後ろでママが「あたしはここ…

見当識障害の原因

今日はママがお友達とご飯を食べに行くので、パパとのお留守番を頼まれる。 ママは絶対に時間を守らない。 なのに自分が遊びに行くとなるとそそくさと、待ち合わせの時間の30分前につくように出かける。 まぁ、24時間パパと暮らしているのは大変だろうから、…

やっぱりこわい

私はとても怖いし、悲しい。 でもパパはもっと苦しんでいる。 最近テレビを見ていても、内容がよく理解できていないのが、よくわかる。 パパは、認知症によって、脳細胞の数が少なくなっているので、なにかを理解するにもとても時間がかかる。 頭の中のネッ…

パパ、私のこと忘れないでね!

マグロです。 思い立ってブログを書き始めることにしました。 私のパパは74歳。 7年近く前に、頭を打つことがあったりして、「あれっ?」と思うような 言動が少し出てくるようになりました。 時間とともに、本などで読んだ通りの症状がでてきて、がっかり…