地雷のありかー地雷ができる原因の考察
毎日毎日、パパの頭の中のことを想像する。
昨日は、隣のおうちに行こうとしたらしい。いつも会わない隣人について興味を持っているパパ。
ママが、「もう夜遅いから。10時半だし失礼になりますから。明日にしましょう。」
と諭したらしいのだけど、それがパパの地雷を踏んだらしく、
加湿器を蹴っ飛ばして、怒鳴りまくっていたとのこと。
パパは背も高いし、体も大きいから、家族であっても、やっぱり向かってこられると怖いのよね。
ちょっとお手洗いに行くとかで、一瞬間を置くとおさまることが大半なので、ママはその作戦をつかったらしい。
するとパパは「とても疲れたから寝る」と言って寝室に入り、
「なんかすごく疲れた。悪いな・・・」
と言って寝たそう。
感情の爆発は、認知症の典型的な症状。
なぜこの日爆発してしまったのか、ママと検証する。
まず前の晩、ひさしぶりに長年の飲み友達クリリンと銀座に遊びに行っている。
楽しかったとは思うけど、相当気を使ったはずなので、脳がかなり疲れたはず。
認知症の人の頭の中は、少なくなった脳細胞をフル活用している。気を遣う場所にいるということは、普段よりも負荷が大きくなるから脳細胞がヒートアップする。
自分が変にみられないように、ものすごく気を遣う。ある意味天才的にその場に合わせて、普通にふるまうことができる。すごいね、認知症。
パパは楽しんだと思うけど、疲れて帰ってきたはず。
なのに、ママは次の日の朝一番に月一回の病院のアポを入れている。
パパは。イベントの後はよく寝ないと脳の疲労が回復しないって言ってるのに。
お医者様の前だから当然、パパはきちんと見えるように気を遣うから、脳の疲労もたまって、たぶん脳細胞間のネットワークの電圧が上がりすぎて煙が出ていたのではないか笑。
この2つのイベントが続いたことで、その晩に爆発したのではないかという結論に。
この辺の予定の組み方は、周りの家族がいくらでも調整できるので、そこは気を使うべきだと私は思う。
しかし、ママはなんでも適当に予定入れちゃうのよね。
パパの予定をプライオリティにして、入れてあいたところを埋めていけばいいのにって
思うんだけど。
パパの場合、私が見ている限り、すごくはっきりしているときと、混乱しているときの差が激しいみたい。パパは混乱していことがわかるから、パニックしてしまうのよね。
自分がどうなっていくのかわからないのがわかってしまうって、本当に怖いだろうな。
認知症って本当に大変な病気。
本当は臆病者なのに、こんな怖いことに立ち向かっているなんて、パパ、偉いよ!